国政刻刻 公立学校の施設整備について

2018年6月28日 カテゴリー:寄稿

先日大阪北部で大地震が起こりましたが、一般に災害が発生した時に避難する場所をご存知でしょうか。おそらく自宅近くの小中学校が多いのではないでしょうか。今回の地震でも被災者の皆さんが学校に一時避難をされました。

災害時には避難所にもなる学校施設ですが、実は大きな問題を抱えています。地震災害の多いわが国では学校施設の耐震化はほぼ終わりましたが、一方で校舎や設備の老朽化対策がほとんどできていません。全国の小中学校のうち約7割が築25年以上経過しており早急に全面的な改修が必要であります。

古い校舎や施設では子供たちが安心して学ぶことができない事態を招く恐れがあるうえに、現在の最新の学習内容に応じた主体的な学びへの対応が難しく学習効果があまりあがりません。
また自宅のトイレは洋式がほとんどですが学校のトイレは和式が多く、特に低学年の子供たちからは和式トイレの使い方がわからないといった悩みまであるそうです。自治体のアンケートでは東日本大震災の避難所で問題となった設備の一番にトイレがあがっており、避難をされた高齢者のためにも学校のトイレの洋式化は最重要課題となっています。

さらには地球温暖化の影響から猛暑日が増えているにも関わらず、教室にエアコンのない学校が全体の半数程度あります。特に市街地では7月にもなれば教室は「蒸し風呂」状態となり、室内温度が30度を超えることもあります。
学校施設の改修費には今後30年間に30兆円が必要とされていますが、平成30年度の予算は682億円しかなく現時点で全く予算が足りていません。東近江市、甲賀市、近江八幡市そして日野町からも学校施設の改善に関する要望をいただいていますが、これでは到底実現することはできません。何とか関係する皆さんと協力し知恵を絞って、少しでも子供たちの教育環境の充実に努めてまいりたいと考えています。