国政刻刻 入管法が改正されました

2018年12月28日 カテゴリー:寄稿

臨時国会が閉会しました。現在は地元に戻り年末のご挨拶に伺う毎日です。すると話のなかで「外国人の受け入れは大丈夫ですか」と尋ねられることがあります。改正出入国管理法が成立して皆さんが外国人労働者の受け入れ拡大に不安を感じておられるのだと真摯に受け止めています。

実は私たちの日常生活で外国人と接することはそれほど珍しいことではありません。なぜなら日本には約120万人もの外国人が様々な立場ですでに働いておられるからです。その労働資格には36種類もあり、例えば日系ブラジル人の方たちは就労制限のない身分系の資格で就労しておられます。また機械・金属系製造業や建設業、食品製造関係企業を中心に約23万人の外国人が技能実習生という資格で就労しておられます。そして新制度では新たに34万人を対象に「特定技能」という在留資格を設け、特に人手不足が著しい14の産業分野に限って専門的知識や経験を持つ外国人を受け入れることが決まりました。おそらく皆さんの不安は地域で外国人と一緒に暮らすうえで、言葉や生活習慣の違いによるトラブルなどが増えるのではないか、治安は大丈夫なのか、といったことではないでしょうか。また悪質なブローカーの介在や劣悪な環境で働かされている外国人の人権についても心配していただいているのだと思います。

技能実習制度で働く外国人に関するトラブルを解決することはもちろんのことですが、新制度で受け入れる外国人に対する生活支援や受け入れ企業への監視体制を整え、社会全体で安心して外国人が働ける環境を作る必要があります。さらに技能実習制度を改善して日本で身につけた経験と知識を新たな特定技能制度につなげていくことが重要と考えています。来春には制度の詳細が決まりますが、皆さんに安心してもらえるように引き続き取り組んでまいります。