国政刻刻 市長会での懇談会を終えて

2019年5月23日 カテゴリー:寄稿

さる5月13日の月曜日、新たな役員体制になった滋賀県市長会の皆さんと地元選出の衆参国会議員との意見交換会が大津市で開催され、私も出席させていただきました。まず冒頭に新たに市長会会長に就任された小椋東近江市長からご挨拶をいただき、その後5つのテーマについて活発な意見交換を行いました。いずれのテーマも住民にとって最も身近な行政課題に取り組まれている市長さんたちにとっては切実なものばかりでしたが、特にこの秋から始まる「幼児教育・保育の無償化」に関して示された課題や論点については「なるほど」と納得できるものばかりでした。

特に「実情に応じた人材の確保」に関して、貴重な保育人材が大都市圏に流出していることにより、地方の自治体ではますます保育士不足が深刻化していることが挙げられました。本県でもより条件に恵まれている京都に人材が流出している傾向があるために、県内で働く保育士に対して更なる処遇改善策や各市町への財政的支援を行わなければ人材確保もままならないというわけです。同じような問題は保育の現場だけで起きているのではなく、医療の現場でも看護師が、また介護人材も慢性的に不足しているのです。地方から都市部へと人材が流出するなかで、どのようにして必要な人材を社会保障分野で確保していくのか、改めて大きな課題をいただきました。

他にも障害者施設整備の予算が国全体で不足しており、今後養護学校を卒業する障害者の就労場所や重度の障害者が日中活動する施設の整備が進んでいないこと、また公共下水道の整備が見込まれない過疎地域で利用されてきた浄化槽に対する補助制度がなくなり、地元に大きな負担がかかることなどの地域に密着した課題も提起されました。いただいた課題に真摯(しんし)に向き合い、皆さまに少しでも安心していただけるようにしっかりと取り組んでまいります。