国政刻刻 一周忌を迎えて

2019年6月27日 カテゴリー:寄稿

まもなく7月になりますが、あと2週間もすると亡き父の一周忌を迎えます。月日の過ぎるその早さにはただただ驚くばかりです。先月の25日が父の95回目の誕生日でしたので、少し早かったのですが親戚が集まり一周忌の法要を菩提寺で営み、納骨を済ませました。生前、父が自分で用意しておいた墓石の納骨スペースに遺骨を納めたときには、ふるさとの土にかえる父の心境を思うと改めて目頭が熱くなりました。父は若いころから気が短く、かなりの頑固者で「かみなり親父」という言葉がぴったりでした。私自身も子どものころは叱られた記憶しかないくらいです。それでも現実に父を亡くしてしまうと今でも寂しさと会いたい想いが募り、改めて父のことが好きだったのだと思いました。

 

父は一昨年の10月末に階段で転んで腰の骨を折り、約9か月間の入院の末に亡くなりました。それまでは毎日たばこ屋の店番が生きがいで車も運転していましたので、当初は骨折が治ればまた元通りになるものと考えていました。しかし徐々に食欲が落ちてくるにしたがい考え方を変えて、一日でも長くと願いながら家族みんなで付き添いました。少しでも食事がのどを通るようにと、3度の食事には必ず付き添うようにしました。私は週末しか地元に帰れませんでしたので、忙しいコンビニの仕事の合間をぬって毎日母を連れて病院通いをしてくれた妻には感謝の気持ちしかありません。

 

当初は悲しみに暮れていた母もおかげ様で元気を取り戻し、父と2人で店番していたたばこ屋も今では母ひとりで頑張ってくれています。なじみのお客さんからは「おばあちゃん 頑張りや」と温かい声をかけてもらい、それが励みになっているようです。今年で93歳になる母ですが、父の生きがいだったたばこ屋の店番をいつまでも続けてもらえたらと願う今日この頃です。