国政刻刻 日野川の河川整備について

2019年7月25日 カテゴリー:寄稿

いよいよ日野川の河川改修工事が上流に向かって進みます。昨年7月の豪雨災害を受けてこれまで以上に計画的・集中的な事前防災対策を実施するために、滋賀県が進めている日野川の河川改修工事が国土交通省で創設された「大規模特定河川事業」として採択されたからです。これまで河川改修の促進に向けて長年にわたりそれぞれの地域や立場で努力を積み重ねてこられた関係者の皆さんの思いが通じたものと考えています。

日野川流域では、古くは昭和28年災害や34年災害など昔から多くの水災害に見舞われてきました。最近でも平成25年9月の台風18号時には近江八幡市浄土寺地先や竜王町弓削地先、また支川の祖父川などで堤防の崩落が発生しました。また29年10月の台風21号時には支川の新川が決壊して大きな被害が発生したことなどは記憶に新しいところです。
さて具体的には近江八幡市の古川橋から東海道本線のJR橋までの区間(約1km)を9年間かけて整備していくこととなります。まずは手前に架かる桐原橋の補強工事から取り掛かりますが、同時に河川の掘削や護岸工事も進めます。そして最大の難関であるJR橋は電車を通常運行させながら架け替えをすることとなります。またこの工事と並行して、さらに上流の善光寺川合流地点(約1・2km)までの用地買収や新幹線橋の補強設計、下流を考慮しながらの掘削や護岸工事を進めてまいります。そして令和10年以降に本格的な善光寺川合流地点までの河川整備が行われることとなります。

このように関係機関が精一杯協力しながら進めていても河川整備には多額の予算と時間がかかります。最近の気象状況を考えますと心配でなりませんが、一日でも早く流域の皆さまに安心していただけるように、これからも精一杯努力してまいります。皆さまのご理解とご協力をお願い申し上げます。