国政刻刻 県立高等専門学校の設立に向けて

2019年11月28日 カテゴリー:寄稿

11月12日、地方創生に関する特別委員会において産業界が求める高度専門人材を確保する観点から高等専門学校、いわゆる高専の将来性について質問をいたしました。高等専門学校とは昭和37年に5年教育で実践的技術者育成を目的とした高等教育機関で、現在全国には57校が整備されています。就職先企業の卒業生に対する評価は非常に高く、産業界からは人材育成機関として大きな期待が寄せられています。

 

しかしながら残念なことに滋賀県には高専がありません。現在滋賀県では県議会での質問を受けて、高等専門人材の育成機関に対する検討会を立ち上げ、来年1月中を目途として中間報告を取りまとめられると伺いました。高専の設立についてのみ検討されるのではなく幅広く情報取集や調査研究をされるとのことですが、私は県立高専の設立に期待を寄せています。

 

地元に帰り各種会合などで大手企業の責任者や県内企業経営者の皆さんに出会いますと、専門人材の不足への対応を強く求められます。なぜなら県内には製造業をはじめ多くの企業が進出していますが、高度化した製造技術を設計する技術者、研究・開発や情報技術に関わる技術者などが圧倒的に不足しているからです。

 

そうした地方の現状を受けて、萩生田文科大臣から統廃合が進む実業系の高校と短大などを連携させて県立高専の設立にチャレンジしたいと前向きな発言をいただきました。また自民党文科部会高等専門学校小委員会でも地域に求められる人材育成機関の機能強化への支援策を提言しています。乗り越えなければならない課題もありますが、全国初の県立高等専門学校、滋賀のさらなる成長に向けて是非実現したいものです。