国政刻刻 ビッグデータの活用で感染症対策を

2020年5月28日 カテゴリー:寄稿

さる17日に放送されたNHKスペシャルをご覧になられましたか。「新型コロナウイルス ビッグデータで闘う」というテーマで、ウイルスに打ち勝つためにビッグデータをどのように活用するのかといったことを、ノーベル賞を受賞された山中伸弥さんと考えていくという内容でした。番組のなかでは、スマホで検索されたキーワードや位置情報などのビッグデータを活用しながら県民に向けてメッセージを発信し、行動変容を求める三日月知事の姿とそれを支える情報政策課職員の舞台裏が紹介されていました。全国に先駆けた滋賀県の取り組みが放送され、とても誇らしく感じました。台湾や韓国で今回の新型コロナウイルスの早期封じ込めに成功した背景にはビッグデータの活用があったと分析されています。わが国でも具体的にこうしたデータを今後どのように活用するのかが問われています。

 

新たな生活様式の日常を過ごしながら経済を活性化させるためには再度の感染拡大は何があっても防がなければなりません。現在、政府の「感染症対策テックチーム」が、新型コロナウイルスに感染した人の濃厚接触者を速やかに把握するためのスマホアプリの開発を急ぎ進めています。このアプリはスマホを持っている人同士が一定の距離に近づくと相手のデータを互いに記録し、もし利用者が感染した場合には記録された相手先に濃厚接触者の疑いがあることを通知するという仕組みです。海外には韓国のように移動経路や位置情報を追跡するシステムもありますが、日本ではプライバシー保護の観点からそうした記録は使わず、使用者同士が接触した記録のみを管理するためより安心していただけるのではないかと考えています。このアプリは6月中には配信される予定です。皆さまのご登録をお願い申し上げます。
(5月21日執筆)