国政刻刻 横田滋さんを偲んで

2020年6月25日 カテゴリー:寄稿

北朝鮮に拉致された横田めぐみさんのお父さんで、拉致被害者救出活動の先頭に立ってこられた横田滋さんが今月5日にご逝去されました。娘の帰りを待ちわびながら再会がかなわなかった横田さん。どれほどめぐみさんに会いたかったことでしょう。本当に無念でなりません。心からご冥福をお祈り申し上げます。

 

横田さんは平成9年に産経新聞で拉致問題が報道されると拉致被害者の家族会を結成し、全国を精力的に講演活動で回られました。その回数は1400回以上を数え平成16年には滋賀会館にもお見えになりました。当時新人の県議会議員であった私もこの講演会に参加して、お話しを聞かせていただいたことをとてもよく覚えています。

 

また日野町で開催されているひな祭り紀行では近江日野商人館に横田早紀江さんのご実家にあったひな人形6体が4年前から飾られています。納屋の解体作業に関わられた日野町の方が早紀江さんから譲り受けられ商人館に寄贈されました。当初は所有者を伏せて展示されていましたが、今年はじめてその経緯を紹介する形で展示が行われ大きな反響を呼びました。私も拝見したそのひな人形は「待ちわびびな」と名付けられ、未だ帰らぬ娘を想う母の切ない思いが伝わってくる優しいお顔をしたおひな様でした。

 

横田さんがお亡くなりになり政権を批判する論調が多くみられました。しかし横田さんご家族は記者会見で政府に対して感謝の言葉を述べておられたことがとても印象的でした。間違っていけないことは、悪いのは紛れもなく北朝鮮です。そしてわが国にとって拉致問題は最重要課題のひとつであることに変わりはなく、これからも粘り強く取り組んでいかなければなりません。私自身もまだまだ微力ではありますがこの問題に精一杯取り組み、引き続き声をあげていくことを横田さんのご霊前にお約束させていただきます。